2003年5月20日に民事再生手続きの開始決定
2003年05月20日
会員が会社更生法、会社側が民事再生法を申請していた阿見ゴルフクラブだが、会社側の民事再生手続きに対し、2003年5月20日に開始決定が下った。
同ゴルフクラブを経営するローンスター・グループの株式会社阿見ゴルフクラブが、開始決定前日の債権者説明会で会員に説明した再生計画案です。
1.追加拠出金なく会員のプレー権保障
2.退会会員及び一般再生債権者は98%カットで2%を4ヶ月以内に一括弁済
3.継続会員は97%カットで3%を10年据置、また希望に応じ会員権の2分割を行い、内1つは名義書換料なしで市場売却可としている。
現会員数が224名でほぼパブリック運営のため、預託金のない入会金のみの会員権を約1000口募集し、運営状態等を改善しゴルフ場価値を高め、会員権市場価格の向上を図る方針とのこと。
会社側は、会員側申請の更生手続きにも言及。裁判所選任の調査委員による調査報告を受け、裁判所が更生手続きを開始決定するか否かを判断するとした。既に開始決定が出ている再生手続きは更生手続きの影響を受けずに進行。仮に更生手続きの開始決定がなされると、再生手続きは中止されるとのこと。
また、更生手続きになった場合は、唯一の担保権者であるローンスターの関連会社が再生手続きでの事業再建を支持しているため、更生計画案は否決され破産(予想配当率0.3%)になるとして、再生手続きでの再建を会員に呼びかけた。
一方、会員側では会社側の再生方針に対し、“会員の預託金を大幅カット、ローンスター側で利益を独占し、会員が運営に何も関与できない”と反発。中間法人を利用した会員側運営による再建が望ましいとして、会社更生賛成・民事再生反対の意見表明を会員に呼びかけた。
このように両者の主張は平行線を辿っており、対立の溝は深まっている。7月になれば何らかの決定が下される見込みで、見通しが明らかになりそうだ。