第125回(特別版) 『時代遅れの昭和の戦前派』
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渡若造は遂に満87歳になりました。
幸い、健康で元気なのですが、私の慣習・感覚・考えなど今の時代について行けないのです。
「20年ひと昔」と言いますから、20代30代の若者と違うのは当然でしょう。
同世代と話していると全く同じことを言い、憤慨、嘆き、諦めを口にしていました。
①読売巨人軍の阿部慎之助監督が辞任しました。球団からの解雇通告前に辞任したのです。
理由は何か? 一時とは言え暴力行為で逮捕されたからです。
原因は18歳の長女の襟首を掴み倒した、と報じられています。家庭内のトラブルです。
家庭内なら何をしても良いとは言わないが、子に対する教育・しつけが問題になっている。
国会まで波及し、警察とのやりとりが報道されている。
びっくりするのは、長女は母親や友人に相談せず、インターネットに相談したのです。
私は『チャットGPT』を初めて知った。
チャットGPTは家庭相談所に連絡せよと指示し、家庭相談所は警察に通告した。
警察は被害者保護の観点から逮捕してしまった。数時間後には釈放した。
母親は現場にいたのに、長女はAIに相談する。
街のアンケートでは、20代の殆どの人がAIに相談しているとは何をか言わんや!
阿部監督は生活に困らないだろうが、職を失ったのです。この結果を長女は望んでいない。
運が悪かったのは、生活相談所が行動を起こさず殺人に至った例が最近あった。警察は殺人犯を釈放し指名手配する失敗があったので、過剰な施策となったのだろう。
②大手銀行に投資信託購入を勧められ、15分くらい説明を受けた。
購入すると返答すると「70歳未満の家族の立ち合いが必要」だと言うではないか。
それなら説明前にそれを言うべきだ。私は購入を断った。
③取引口座のある証券会社から時々呼び出しがあるので行くと、担当者だけでなく課長が出てくる。私の年齢から惚けていないか見定めているのです。高齢者と取引して家族から抗議を受けるケースが多いらしい。トラブルが起きているのだろう。
④ある金融機関のATMは、70歳以上は20万円以上引き出せない。
窓口に行かなければならないが、閉鎖してしまったので遠方まで行く必要がある。
この取り決めは金融機関ごとに異なるので、 別の大手銀行は50万円限度になっている。
⑤最近、居酒屋に行くと腹が立つのは、店員がいるのに出て来ず、QRコードをお客のスマホに読み込ませ、スマホから注文させるのです。お客の持ち物を使わせるとは、サービス業にあるまじきシステムだ。
店固有のパネルからの注文は理解するが、店ごとにシステムが異なるのでスムースに注文できず、店員を呼ぶことがしばしばあります。
⑥ファミリーレストランでは注文の食べ物を運ぶのは、ロボットになった。人件費削除の人員減らしの結果である。支払いは無人で自分で機器を操作する。見ていると半数以上の客が操作できず店員を呼んでいる。
⑦私にとって最後になるであろう運転免許証の更新に地元の警察に行った。
今回から事前予約をネットで行う。予約時間を決めて行くと受け付け機器に自分で登録させる。5分前しか受け付けない。時計を確かめて操作したが、スムースに運ばない。
もたもたしていると係員が飛んできたが、私は5分前に数秒早かったのである。
係員はすることなくこちらを眺めている。何のための機械化だろうか?
警察署前の安全協会がなくなっている。証明写真を撮れないのです。
仕方なく徒歩5分のセルフ証明写真機まで行き、手探りで操作した。
⑧証券会社が銀行と連結したポイントをくれるようになった。
ポイントを当てにしていないから、これは有難い。ところが使用するにはスマホが必要だと言う。
ガラ系で十分なのにスマホを仕方なく購入したが、ポイント使用のセッティングが出来ないので、
銀行担当者にして貰った。担当者は簡単にできず長時間を要した。
⑨電車に乗ると8割以上がスマホを見ている。見ていないのは決まって高齢者だ。
たまに本を読んでいる人が居るとホッとする。
背広にリュック姿が多くなった。ファッションとしてもスーツにリュックは変だ。
リュック全盛期になったので、満員電車でも網棚に荷物を置いているのは数人しかいない。
男女を問わず、髪を染める者が増えました。観察すると2割くらい居る。
殆どが茶色に染めている。東洋人には黒髪が似合うのに何故茶色に染めるのか分からない。
⑩私は卓球をしているが、私のようにシャツをパンツの中に入れているのは練習会でも大会でも滅多にいない。見つけると嬉しくなります。決まって高齢者です。
街を歩いていると、老若男女を問わずシャツを外に出している。中に入れているのを発見するのが難しい。外国でも同じだから現代の常識なのだろう。
短いシャツでスリットがある場合はともかく、お尻まで出ているシャツの外出しは感心しない。
⑪最後にゴルフ界
ゴルフ界には長い伝統がある。
入門時はスーツ着用。シャツの外出しは許されない。帽子着用。原色に近い服装を避ける。
半ズボン時にはハイソックス着用の要請は最近は減りましたね。
世の中の風潮と異なるが、これで良いと思います。
それぞれの世界の特徴、しきたりがあってよい。
杓子定規に考えるなら、宝塚の男性締め出し、大相撲で女性を土俵に上がらせない、男子校-女子校、女子専門のカフェ等々許されなくなります。
ゴルフ界の末席に居る者にとって、先輩が築いた慣習を大事に守りたいと思っています。
各種事例を挙げて昭和の戦前派の嘆きを述べました。
デジタル社会の進歩は目覚ましく便利になりましたが、世の中に周知・運用するには世代交代後だと思っている。今後20年、少なく見て10年後でないと早すぎるでしょう。
令和8年6月5日 渡 若造
おまたせしません!
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