2002/01/01
nito002 倒産情報
平成14年9月吉日
ノーザンカントリークラブ会員各位
ノーザンカントリークラブ
理事長 香取 俊作
拝啓
季節は爽秋へ移りつつあるとはいうものの、なお厳しい残暑も残る昨今ですが、ノーザンカントリークラブの会員の皆様には、お変わりなくお過ごしのことと存じます。
さて、当クラブの三つのゴルフ場(錦ヶ原・赤城・上毛)の経営母体である日東興業株式会社は、会員の皆様の全面的な御支持のもと和議法に基づく経営再建に努めてまいりましたが、再建をさらに的確かつ速やかに実現するため、このほど民事再生法による方式に切り替えることとし、去る平成14年7月15日に東京地方裁判所に申立てを行い、同7月22日付けで再生手続開始の決定がなされました。
さきに、日東興業株式会社が突然和議申立てをしてから早くも4年半が過ぎました。あの時も、またそれから後も、会員の皆様には大変な御心痛をおかけし、また絶大な御協力をいただきました。あらためて心からお礼申し上げます。
その後、会社は和議条件に則り、懸命の努力を重ねそれなりの実を挙げては参りましたが、例えば当クラブの三ゴルフ場においても、人員や経費の削減を余儀なくされたこともあり、コースの劣化やクラブハウスの老朽化が進んだことは御承知のとおりです。
昨年末、米国のゴールドマン・サックス社が、厳密な選考を経て、日東興業株式会社のスポンサーとなり全株式を取得して経営に参加し、真に強力な再建体制が発足しました。
当理事会は、ゴルフ場の経営は会社、カントリークラブの運営は理事会と言う明確な役割分担のもとで、会社と表裏一体の関係を持しながら、会員の皆様の快適なゴルフプレーを確保するため、つねに全力を傾注して参りました。
ゴールドマン・サックス社がスポンサーとして金融筋の担保権つき債権の7割強を買取ることができたことにより、債務処理は大きな前進を見ましたが、なお残余の全債務は巨大であり、事実上、無期限という和議再建方式のままでは会社の体力は次第に低下を避けられません。その結果、皆様の大事なコースやハウス等の整備・改善に資金を回すことも困難になっていきます。アフガンの荒れ地のようなところでいくらボールを打つことができても、会員の快適なゴルフを確保したことにはならず、またビジターを誘致して再建の一助にすることも出来ません。
このため、冒頭に申しましたように、会社は民事再生法(和議決定後に成立した法律)を活用して事態の根本的改善を図ることとしたものであり、当理事会も会社側(ゴールドマン・サックス社を含む)の説明を受け、この方針を7月26日の理事会において諒承いたしました。このことを会員の皆様に報告し、今後一層の御協力をお願いするものです。
すでにご承知の会員もおいでと存じますが、錦ヶ原ゴルフ場におきましては、洪水冠水その他の原因により芝が劣化し、裸地の露出したコースに、災害に強いティフトン芝の抜本的張り替えを行なう等の大規模な工事を施しました。これは、上質のコースでの上質なゴルフプレーをという、今後の経営理念を示す一例といえます。
さて、会員の皆様あてに東京地方裁判所から「債権届出」の書類が届いていることと存じますが、これは今回の民事再生手続の第一歩ですので、忘れずに記入し、なるべく早目に投函してください。
そのほか、会社から種々のお知らせや再生計画案等が郵送されるはずですが、これらのプリントは棄てずに必ずお読みください。
私たち会員が手を携え、歩調を揃えて民事再生手続に参加していけば、ノーザンカントリークラブの将来に何の不安もありません。
ご多幸を心から祈り上げます。
敬具
おまたせしません!
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